龍谷寺 略縁起
【寺 名】 雲興山(うんこうざん) 龍谷寺(りゅうこくじ)
【宗 派】 曹洞宗
龍谷寺は、開基は、藤原則武と伝えられ、1520年ごろに、三州篠原永沢寺3世心月宋光大和尚が三州の城主・渡辺守綱の助力を得て、伽藍を整備し、開山されました。
現在38世に至るまで約500年にわたり、お釈迦さまの教えを受け継いでいます。
また當寺の36世は、曹洞宗管長として横浜市鶴見にある曹洞宗大本山総持寺の貫首を務めました。
現在の38世法覚隆真大和尚は、お釈迦さまから85代目の法を継承しています。
龍谷寺からのお知らせ
【日東夏祭り】 7月6日(土)
【盆棚経】 8月1日〜14日
【盆施食会供養】 8月15日(日)
午前 8時30分受付開始 9時 初盆施食会供養 10時 盆施食会供養
「お盆」は、さまざまな仏教の年中行事のなかでも、最も広く親しまれ、日本人の生活に根づいている行事の一つです。正式には「孟蘭盆会(うらぼんえと)」といいます。
「孟蘭盆」とは、インドの古い言葉であるサンスクリット語(梵語)で、逆さ吊りの苦悩を意味するullambanaに漢字を当てたもので、もともと「孟蘭盆経」というお経に出てくる仏説に由来するものだといわれます。
釈迦の高僧の1人である目連は、地獄の餓鬼道に堕ちて飢えと渇きに苦しんでいる母を見かね、釈迦の教えに従って、多くの僧を招き、さまざまない馳走を供えて供養したところ、母を地獄から救い出すことができたといいます。
この噺から、祖先の霊をわが家に迎えて供養し、その功徳によって苦しなの世界から救い出し、浄土に送り返す孟蘭盆会の行事が生まれたといわれています。
日本では「先祖の霊が帰る」という古くからの民間信仰と、仏教の孟蘭盆会とが融合して、現在のお盆のかたちになったと考えられています。
最初の日を「迎え盆(お盆の入り)」、最後の日を「送り盆(お盆の明け)」といいます。
龍谷寺においても毎年8月15日に「盆施餓鬼供養」をいたします。皆様のむ来寺をお待ちしています。
法要終了後、龍谷寺十穀ご飯を振舞います。
また、夏の暑い時期でございますので、お参りの方が少しでも心地よくお参りをしていただけるよう、おいしいかき氷の振る舞いもしております。
皆様そろってお出かけください。
【秋の彼岸施食会】 9月23日(秋分の日) 10時〜
春秋の訪れとともに、先祖の方へ感謝の気持を届けましょう。皆様のこ来寺をお待ちしています。
【道了秋まつり・日東バザー】 10月26日(土)午前10時〜15時
恒例の道了秋まつり・日東バザーを開催いたします。
道了様は、皆さまの願いをかなえてくれる心願成就の仏様です。
当日は世界の恒久平和と人と自然との共生を祈る祭典「道了大権現採灯大護摩供」のほか、大人気の日東バザーをはじめ、フリーマーケットでは沢山のお値打ち品が勢ぞろいします。
ぜひ、お出かけください。皆様のこ来寺をお待ちしています。
【水子供養会】 11月23日
毎年1度の水子様の供養を行います。
心の中に薄縁の水子様の事が気になっている方、さまざまな事情で供養できずにいる方など、この機会に供養することをお勧めします。
日 時 11月23日 13時受付開始、13時30分供養開始(14時30分終了予定)
志納料 5,000円 (回向証・供物をお渡しします)
宗旨、宗派に関係なくご供養をしたします。
そのほか、個人でご供養を希望される方は龍谷寺へ直接ご連絡ください。
【永代供養墓「縁」供養会】 12月第1日曜日 午前10時〜
永代供養墓「縁」に仏縁を結んだ方々が、年に1回、永代供養墓「縁」の前で供養会を行います。皆様のご参加をお待ちしています。
龍谷寺永代供益墓「縁」は、継承者がいない方でも、安心して納骨ができます。
龍谷寺では、三十三回忌まで責任を持って供養をいたします。春、秋、お盆などの法要には、ご自由に参加することができます。
生前のお申込みもお受けします。納骨は35万円からご相談に応じます。永代供養料のみで、永代使用料、管理料は不要です。
【成道会】 12月8日
お釈迦様が悟りを開いた日です。
お釈迦様は、臘月(旧暦12月)の8日に成道したと伝承されているので、成道会を臘八会(ろうはちえ)とも称し、この日に法要を行います。
【除夜の鐘】 12月31日 23時30受付開始 午前0時打鐘開始
甘酒振る舞いあり。打鐘の方には幸福だるま進呈。お守り・絵馬もあります。
曹洞宗について
【曹洞宗の大本山】
福井の永平寺(高祖道元禅師ご開山)
横浜の總持寺(太祖螢山禅師ご開山)
【本 尊】 曹洞宗はお釈迦様をご本尊として仰ぎます
【本尊唱名】 南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)
【教 義】
私たちはみな仏の子であり、生まれながらに仏心を具えています。
しかし、それに気づかずに我がまま勝手の生活をし、苦しみのもとを作っています。
一度、仏様に懺悔をし、帰依するならば、心が落ち着き、おのずから生活が調えられて、明るくなり、社会のお役に立つことを喜び、またどんな苦難にも耐えて、生き抜こうとする信念が生まれます。
そこに生きがいと幸福とを発見するのが曹洞宗の教えです。
【お 経】
修証義(しゅしょうぎ)、般若心経(はんにゃしんぎょう)、観音経(かんのんきょう)、寿量品(じゅりぼん)等の諸経典を読誦(どくじゅ)します
曹洞宗は、お釈迦さまが成道され、その教えが説かれ、お弟子様たちに代々連綿と受け継がれ、インドから中国、そして日本へと伝えられてきたものです。
曹洞宗のご本尊はお釈迦さまです。曹洞宗は、お釈迦さまから相続されてきた「正伝の仏法(しょうでんのぶっぽう」、つまり坐禅の教えを拠りどころにしており、坐禅の実践で得る身と心のやすらぎがそのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。
道元禅師は、仏道を求めて宋に渡り、修行に励まれて「正伝の仏法」を相続。仏法の境地と実践を伝えようと越前に大仏寺(後の永平寺)を建立しました。
また、瑩山(けいざん)禅師は、永平寺で修行を始め、能登門前町に、總持寺を建立されました。その門下には優れた人材が集まるようになり、曹洞宗が発展する基礎が築かれました。
道元禅師を「高祖(こうそ)」、瑩山禅師を「太祖(たいそ)と仰ぎ、お二人の祖師を「両祖(りょうそ)」、三師を「一仏両祖(いちぶつりょうそ)」としてお祀りし、お慕い申し上げ、信仰のまことを奉げています。
現在では、全国に1万2千力寺の寺院と800万人の檀信徒がいます。
龍谷寺は1520年ごろに心月宋光大和尚によって、開山されました。
現在38世法覚隆真大和尚に至るまで約500年にわたり、お釈迦さまの教えを受け継いでいます。
また38世法覚隆真大和尚は、お釈迦さまから85代目の法を継承されています。
龍谷寺で出会う言葉
人は日々忙しく暮らしている時、心の不安やいらだちを感じる事があります。そんな時「言葉」はその不安やいらだちを受け止め、支えになってくれます。
また「静けさ」や自然の景色も優しく心を包み、人々に癒しの心を与えてくれます。
お寺に行くと「元気が出る」「癒される」という環境を心がけています。
山門の上にある鐘楼にきざんである「言葉」をご紹介いたします。